この記事は、みす老人会 Advent Calendar 2024の1日目の記事です。
学生時代に満たされなかった「ドライブしたい欲」と、一段と強化された「いざという時にシュッと運転できないとヤバい」という謎の焦燥感に支配され、去年の8月からぼちぼち車の運転練習をしています。
そんな中、ついに人生初の自家用車を購入しました。ペーパードライバーがどういう段階を踏んで運転練習をしているか、どういうフローで購入したのかをメモしておきます。参考になれば幸いです。
※全て個人の意見です
ペーパードライバー講習受講〜車購入まで
大学入学後すぐに一人暮らしを始めたこともあって「両親の車を乗り回す」という定番ルートを踏めず、無事免許取得から7年が経過し立派なペーパードライバーが爆誕しました。ハンドルを握っていないので、もちろん無事故無違反です。
さすがにペーパードライバーがいきなり公道に乗り出すのは一般市民の安全を脅かすため、最初は熟練のドライバーに助手席からつついてもらうということが必要です。実家住みではないため両親には頼りづらく、友人にも少々頼みづらかったため、ペーパードライバー講習を申し込みました。詳しいことは以下の記事に書いてあります。
一般道と高速(首都高も含めて)の教習と駐車練習をこなし、バックカメラのある車でないと運転できないことを確信した後は、少しずつ運転できる距離を伸ばしていきました。
この頃は車を持っていなかったため、近くのカーシェアステーションで車を借りて運転していました。よく使ってたのは、上から3つのコンパクトカーです。
- ヤリス
- アクア
- MAZDA2
- ライズ(1~2回)
- ヤリスクロス(1~2回)
- ソリオ(1回)
自分はタイムズカーシェアを使ってました。かなり便利だったのでオススメです。一応紹介特典があるのですが、紹介時点で紹介する側も個人会員である必要があるので、周りで使ってる人を探して紹介してもらってください。
だいたい流れ的にはこんな感じだったと思います。
- 駐車場から出発して、運転が比較的楽な道路を厳選し、反時計回りで一周して帰って来れるルートを選定し、何周かする。
- 運転が比較的楽な道路の例
- 道幅が広い(片側2車線とかが良い。センターラインがない生活道路とかはなるべく避ける)
- 街灯がしっかりついていて夜でも十分明るい
- 交通量が少ない(郊外だと夜間を選べば条件は満たせる)
- ルート中に合流がない
- 「反時計回り」の理由
- 直進と左折のみで帰って来れるから。右折はタイミングを見計らう必要があったり、最初は危ないので避けた方が良い。
- 運転が比較的楽な道路の例
- 近所のショッピングモールやスーパーなど、広めの平面駐車場がある場所を探し、そこに行って帰ってくる(立体駐車場は絶対避ける)
- 駐車する位置は、駐車したい場所の両側が空いている場所をなるべく探す。
- 混んでる時は避ける。夜間とかだと空いてるのでオススメ。
- 隣町の地点(これまたショッピングモールなど)を目的地とする。
- ルートはなるべく広い道を選択する。メーカーのナビとかだと、たまに「広い道優先」とかいう検索ができる。一部のカーナビ専用アプリを除いて、スマホアプリやナビは基本的に渋滞を回避しようと路地裏に案内してくる鬼畜仕様です。必ず出発前に自分でルートを組み立てることをオススメします。
- その他の条件は2.と同じ。
慣れるまでは、多少遠回りでも、合流や止まれ標識付きの交差点は避けるべきです。合流が必要な道路には、かならず信号から左折等で入れる場所があるはずです。探してみましょう。
オススメはGoogle Mapのストリートビューで実際シミュレーションをすることです。最近Google Mapには、ルート検索するとイマーシブビューという、実際のルートを自動でシミュレーションしてくれる機能があるので、これを活用して「ここは迷わず曲がれるかな?」「この交差点複雑すぎるし避けた方がいいんじゃないかな?」といったふうにイメトレをしてました。オススメです。
あとこういうシミュレータ風ゲームもあります。最近発見したので自分はやっていないのですがもしかしたら良いかも?
車購入
それなりに車に乗る頻度が増えてきたのと、カーシェアだと乗りたい時間に予約が取れないことが多く、「これは買った方がいいのでは?」となりました。幸い今住んでいる場所は月極の駐車場がついていたため、購入する方向で動き始めました。以下は新車購入の場合なので、中古の場合は見る観点や進め方が異なると思います。誰か教えてくれ〜〜〜
とはいえ、人生で一度も車を買ったことがないため、ひとまず下調べをして臨みました。だいたい以下の流れで進んでいきます。
- お財布と相談しつつ、目的に応じて買いたい車の方向性 or 車種を決める
- ほしい車種が決まっていれば、そのライバル車種を探す(例えば、N-BOXの場合は、スペーシア・タント・ルークスなど)
- 並行して駐車場を探す(車を買うには「車庫証明」が必要)
- ライバル車を含めて相見積もりを取る。試乗はしたほうがいい。
- 見積もりをベースに価格交渉を進める。初回購入なので下取りは考えない。
- 買うことを決めたら書類を集める。このあたりはディーラーの営業から説明があるので従う。
今回は運転に慣れていないのと、メインが街乗りなので、何かと使いやすい軽自動車を選択しました。その中でも、いわゆるスーパーハイトワゴンを買うことにしました。
ただ、私が購入を検討していた時期は、認証試験不正の影響でタントが市場から消滅していたため、実質的にスペーシア vs N-BOXとなっていました。ルークスはシンプルに高かったのと、近くに日産のディーラーがなかったので選択肢からは除外しました。
この時はどちらにするか純粋に悩んでいましたが、両方試乗・見積もりを取って見比べた結果、最終的にはN-BOXのNAモデルにすることにしました。
軽自動車には、NAモデルとターボモデルという種類があることが多いです。これはエンジンの機構の違いで、ターボモデルの方が同排気量でもパワーがあるので、高速などでの加速時にかなり安心できるとのこと。
NAとはノーマルアスピレーションの略で、自然吸気エンジンのことを総称しています。NAに排気ガスを利用したターボユニット(過給機)を追加したのがターボエンジンです。 (中略) ターボエンジンは、排気ガスのエネルギーを利用してターボの羽根であるタービンを回転させ、同時にコンプレッサーを動かして吸気を圧縮して、エンジン内部に強制的により多くの空気を送り込みます。 車のターボとNAの違いと押さえておきたいメリット・デメリットとは | 中古車なら【グーネット】
初心者マークがついていますが、初心者マークを法律上の初心運転者じゃない人がつけていても罰則はないそうです。実質初心運転者なのでとりあえずつけてます。
購入時には当然オプションとかの検討もしなければいけないですが、ざっくりこんな感じにしました。後悔ポイントも書いておきます。
- 首都高とかトンネルの多い場所を考えてとりあえず純正ナビをつけた。今思うと普通にCarPlay対応のディスプレイオーディオで十分だったと思う。
- パワースライドは両方いらないと思って、デフォルトでついてた左側(助手席側)のみにしました。これで現状特に不自由はない。
- 安心を金で買ってるみたいなところがあるので、なるべく安全装備はつけよう!
- ETCはつけよう。(あり得ないとは思うが)間違って高速の料金所に入った時に詰みます。(特にスマートIC)
- 車検付きの点検パックを勧められるが、とりあえず初回車検前までのパックを買う。それ以降は、車検のタイミングでどうするか考える。
- コーティングをいろいろつけろと言われるが、物によってはいらないのでよく考える。サイドミラーのコーティングはつけなかったけど、雨の時死ぬほど見えづらいのでつけた方がよかったかも。
- 盗難防止ガラスを勧められるが、ランクルなど、パクられて海外に売り飛ばされるリスクのあるものじゃなければいらない
そういえば、うちのディーラーは納車式というやつを簡易的ですがやってくれました。でかい鍵を持って写真を撮るやつです。最近はやらないらしい?
ちなみに現在の走行距離です。2024/2納車でまだ2000km行ってないのか…
運転に段々慣れてきたこともあって、遠出を増やそうと思ってるので、来年はもう少しペースが上がりそうです。
高速道路訓練
軽自動車が追突事故で一枚板になってる画像を見るたびに「高速道路に軽自動車で行くと死ぬ」というイメージがあった1ため、なるべく高速練習の際は普通車を借りて行ってました。これは会社の同僚に首都高〜アクアライン経由で木更津まで運転練習に付き合ってもらった時に借りたカローラクロスです。超快適でした。
高速は、本線に入ってしまえば簡単です(首都高を除く)。一般道よりも運転しやすいくらいだと思います。逆にいうと、本線合流が一番ドキドキします。合流はコツがいるので、以下の動画を何度も見返していました。
また、首都高については分岐が多く、車線変更をたくさん求められるので、初心者のうちはナビ役の人間を1人連れて行くことをオススメします。
何回か高速に乗るうち、せっかくETCとナビがついているので、軽でもいけないか挑戦してみることにしました。最初は東北道経由で佐野に行ってみたのですが、意外と問題なく行くことができました。ただ、3人以上を乗せて乗る際はやはり加速に不安が残ります。また、車高が高く横風に振られやすいため、100km/h以上出すのは正直怖いです。2この辺りを考えると、やはりそれなりの大きさの普通車のほうが安心できそうです。
追越車線に行かない・トラックなど大きい車の間になるべく入らないようにする、あたりを注意していれば、ひとまず生命の危機は回避できるはず。たぶん。
おわりに
運転楽しいです。ただハンドルを握るということはいつでも人を殺めてしまう危険性と隣り合わせということでもあります。今後も安全運転で行く所存です。
本記事とは全く関係ないですが、推しです。ぜひご覧ください。
明日はHarrisonEagleさんの記事です。
ところで転生といえば、異世界転生もので最近見ているのは「精霊幻想記」です。近年不足しつつあるキリトくん要素を摂取できて(?)とてもオススメです。ぜひ。