iコンピテンシディクショナリ(iCD)概要
iCDとは、企業の成長に必要な業務(タスク)と能力(スキル)を体系的にまとめたもの
iCDが生まれた背景
- IT環境の急速な変化:インターネットがビジネスに不可欠となり、IT人材の需要が急増。
- IT人材の不足:質・量ともにIT人材が不足しており、企業の成長を阻害する要因。
- 人材育成の重要性:変化の激しい時代において、企業は常に人材育成に力を入れる必要がある。
iCDの特徴と目的
- タスクに着目:ビジネスに必要なスキルは、タスクの遂行を通して向上すると考え、タスクを軸にスキルを体系化。
- 企業成長のヒント:自社の業務に必要なタスクとスキルを明確化し、企業の成長戦略を立てるための指針を提供。
- 人材育成の支援:必要なスキルを持った人材を育成するための具体的な指針を示す。
iCDの活用
- 自社の現状把握:自社の業務に必要なタスクとスキルを洗い出し、強みと弱みを把握。
- 人材育成計画の策定:必要なスキルを持った人材を育成するための計画を立てる。
- 組織全体のレベルアップ:組織全体のスキルレベル向上を目指す。
iCDの活用の利点
- 人材の定着率向上:従業員が自分の成長を実感し、モチベーションを高める。
- 競争力強化:質の高い人材を育成し、競合他社との差別化を図る。
- 企業の持続的な成長:人材育成を通じて、企業の成長を永続的に支える。
iCD活用の手順とポイント
iCD詳細
辞書
- 業務の辞書:「タスクディクショナリ」
- 能力の辞書:「スキルディクショナリ」
タスクディクショナリの構成
- タスク一覧:組織、個人に求められるタスクを4階層で整理、体系化したもの
- タスク構成図:タスクディクショナリ全体を俯瞰する構成図
- タスクプロフィール:ビジネスタイプ、開発対象などからタスクを参照する切り口
- タスクプロフィール×タスク対応表:各プロフィールに紐づくタスクセットを参照できる対応表
タスク構成図イメージ
タスクxスキル表のイメージ
スキルディクショナリの構成
- スキル一覧:タスクの実行に必要な能力(スキルや知識)を体系化したもの
- スキル構成図:スキルディクショナリ全体を俯瞰する構成図
- 職種一覧:代表的な職種を定義した表
- 職種×スキル対応表:職種に必要なスキル項目が一覧できる表
- 情報処理技術者試験等×スキル対応表:情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験とスキル分類の対応表
スキル構成図イメージ