構文
構文は以下の通りです。
WorksheetFunction.IfError(値, エラーの場合の値)
解説
WorksheetFunctionは、ExcelVBAの組み込みオブジェクトで、Excelのワークシート関数をVBAから呼び出す際に使用します。IfError関数は、計算や関数でエラーが発生したときに、指定した別の値を返します。値には、計算したい数や結果を得たい関数を入れます。エラーの場合の値には、エラーが起きたときに返したい値を入れます。
プログラミング例
具体的なプログラミング例を紹介します。
Sub エラーを確認する()
Dim 数字1 As Double
Dim 数字2 As Double
Dim 計算結果 As Variant
数字1 = 10
数字2 = 0
計算結果 = WorksheetFunction.IfError(数字1 / 数字2, "エラーです")
MsgBox "計算結果は:" &計算結果
End Sub
Dim 数字1 As Double
Dim 数字2 As Double
Dim 計算結果 As Variant
数字1 = 10
数字2 = 0
計算結果 = WorksheetFunction.IfError(数字1 / 数字2, "エラーです")
MsgBox "計算結果は:" &計算結果
End Sub
上記のプログラムは、数字1と数字2という変数を使い、数字1には10を、数字2には0をセットしています。この数字1を数字2で割る事で、通常は割り算でエラーになります。また、IfError関数を使うことで、エラーが起きたときに「エラーです」というメッセージを表示します。
まとめ
IfError関数は、エラーが起きたときに指定した値を返す便利な関数です。エラー処理をすることで、プログラムが途中で止まらないようにできます。