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NovelAI V3:思い通りに生成するプロンプトのコツ - AIニューベガス研究所

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はじめに

この記事では、NovelAI V3についてわかりやすく説明します。
NovelAI V3の特徴や使い方、プロンプトの作り方を理解し、より良い結果を出すためのコツを解説します。

注意: NovelAIの画像生成機能には著作権に関する制約があるため、使用目的を理解し、適切に利用することが大切です。

1. NovelAI V3とは

NovelAIは、AIを使って自由にストーリーや画像を作れるサービスです。NovelAI V3はバージョン3のことを指します。
AIで自分のアイデアを最大限に生かし、自分が望む魅力的なイラストを作成するためには、プロンプトの作り方がとても大事です。

2. プロンプト入力のコツ

プロンプトを書く際には、まず英語で記述することが効果的です。
AIは英語のプロンプトをより正確に解釈する傾向があるため、英語で具体的に指示を出すことで、より理想に近い結果が得られます。

プロンプトを書くときは、次のポイントを意識すると良い結果が得られます。

具体的にわかりやすく書く

曖昧な言葉は避け、AIが理解しやすいように具体的に書くことが大切です。
たとえば、「暗い森の中でキャラクターが進む」ではなく、「青い髪の少女が暗い森の中を慎重に歩きながら魔法の灯りを持っているシーン」といった感じで、キャラクターの動きや状況をはっきり書くと良いです。

スタイルやテーマを指定する

絵のスタイル(アニメ風、リアル、ファンタジーなど)やテーマ(夕焼けの風景、未来の都市など)を明確にすることで、AIはそのスタイルに合った画像を作ることができます。 例:「ファンタジー風で、夕焼けの空を背景にした鎧を着た騎士」など、スタイルをはっきりさせると、AIがそのスタイルで絵を描きやすくなります。

細かい要素を追加する

髪型、服装、色、背景などを具体的に指定することで、生成される画像の精度が高まります。
たとえば、「黒い鎧を着た騎士が緑の草原に立ち、剣を掲げている」と書くと、キャラクターや背景の状況がより明確になります。

タグを使う

NovelAI V3では、キーワードをタグの形で使って特定の要素を指定することが推奨されています。
たとえば、キャラクターの見た目や背景の詳細をタグで指定することで、AIがより具体的で正確な画像を生成できます。

#blue_hair, #elf, #sunset_background, #smiling
  • このようにタグを使用することで、特定の特徴を強調できます。

ポジティブプロンプトを使う

ポジティブプロンプトは、AIに対して「必ず含めてほしい要素」を指示するために使います。
このプロンプトを使うことで、生成される画像やストーリーに自分が望む特定の要素を強く反映させることができます。

たとえば、キャラクターの髪の色、服装、背景の詳細など、必要な要素を明確に伝えることで、理想的な結果に近づけることが可能です。

ポジティブプロンプトを使うときのポイントは以下の通りです

  • 具体的な要素をしっかりと記述する: キャラクターの外見(髪色、服装、表情)、背景(場所、時間帯)、シチュエーション(行動、動き)など、重要な要素を詳しく書くことで、AIがより正確に解釈します。
  • 複数のタグを使って詳細を追加する: ポジティブプロンプトでは、複数のタグを使って細かい部分まで指定することが重要です。

#blue_hair, #elf, #sunset_background, #smiling
  • このようにタグを使用することで、キャラクターや背景に関する具体的な情報を与えられます。

ポジティブプロンプトは、AIにとってガイドラインのようなものであり、細かく具体的に書くことで、思い描いたイメージに近い結果を得やすくなります。

ネガティブプロンプトを使う

ネガティブプロンプトは、AIが生成する画像から避けたい要素を排除を指示するために使います。
これにより、生成結果がよりクリーンで、理想に近づけることができます。

たとえば、「ぼやけている」「低品質」「ノイズが多い」といった要素をネガティブプロンプトとして指定することで、よりシャープで高品質な画像を得ることができます。

ネガティブプロンプトを使うときは、以下のようなポイントを意識すると良いです。

  • 具体的に避けたい要素をリストアップ: たとえば、「#low_quality, #blur, #artifacts」など、生成結果で出てほしくない要素を明確に指定する。
  • 不要なスタイルや表現を指定: 特定のアートスタイルや色使いが不適切な場合、それらをネガティブプロンプトに含めることで、望まない表現を防ぐことができます。
  • 結果の品質向上: ネガティブプロンプトは、特に画像の品質を向上させるのに役立ちます。不要なディテールや奇妙な形状を避けることで、より理想的な結果が得られます。

ネガティブプロンプトを効果的に使うことで、AIが生成する内容をより自分の理想に近づけ、精度の高いアウトプットを得ることが可能です。

タグの強調・弱体を使う

タグを使って特定の要素を強調したり、逆に弱めたりすることもできます。
これにより、生成結果に対してさらに詳細なコントロールが可能です。

強調したいタグには「」を使う

たとえば「#blue_hair!」と書くことで、その要素を強くAIに反映させることができます。

#blue_hair!
  • このように指示することで、他の要素に比べて優先度が高くなります。

弱めたいタグには「」を使う

たとえば「#cloudy_sky?」と指定することで、その要素を含むかどうかはAIに任せる程度に設定できます。

#cloudy_sky?
  • このように指示することで、他の要素に比べて優先度が低くなります。

タグの強調や弱体を使うことで、AIに対してどの部分に注目してほしいか、どの部分をあまり重要視しないでほしいかをコントロールできます。
このテクニックを使うことで、より理想に近い結果を得ることができます。

プロンプトの構造を把握する

プロンプトを作るときは、次の3つの部分に分けると効果的です。

  1. キャラクターの説明

    • 描きたいキャラクターの見た目、服装、性格などを具体的に書きます。
      たとえば、「金髪の少女で青い瞳、フリル付きの白いドレスを着ている」と書くと、AIはキャラクターをより詳しく描写できます。
  2. 背景の説明

    • キャラクターがどんな環境にいるのかを指定します。
      たとえば、「夕暮れの草原で、太陽が地平線に沈む」と書くと、背景の雰囲気が伝わりやすくなります。
  3. スタイルやトーンの説明

    • 絵のスタイル(リアル、アニメ風など)や雰囲気(幻想的、暗いなど)を指定することで、AIが全体のイメージをつかみやすくなります。
      たとえば、「ファンタジー風で柔らかな光が差し込む温かい雰囲気」と指定すると、期待に近い絵が作られます。

これらを組み合わせて、AIに具体的な指示を出すことで、理想のイメージに近づけることができます。

3. 生成結果を調整する

AIが作った結果が思っていた通りでない場合は、プロンプトを少し修正して再度試してみましょう。
たとえば、キャラクターの表情やポーズがイメージと違う場合は、その要素を詳しく追記することで、より理想に近い結果を得られます。

  • 細かい修正を繰り返す: 小さな変更を重ねることで、AIがどの要素にどれだけ反応しているかを確認できます。
    修正を一度にたくさん行うよりも、少しずつ変更し、生成結果を観察しながら調整していくのがポイントです。

  • 生成結果の比較: 生成結果を修正前と比較することで、どの変更が効果的だったかを理解できます。
    どの要素がどのように影響したのかを把握することで、次回以降のプロンプト作成に役立てられます。

  • 異なるタグを試す: 同じ意味を持つ異なるタグや表現を使うことで、AIがどのように反応を変えるか試してみましょう。
    異なるタグを使うことで、予期せぬ良い結果が得られることもあります。

4. キャラクターポーズの指定

キャラクターのポーズを指定することも、画像の生成結果に大きな影響を与えます。
たとえば、「arms_crossed(腕を組んでいる)」「sitting_on_chair(椅子に座っている)」など、ポーズに関するタグを使って指定できます。

#blue_hair, #sitting_on_chair, #smiling, #sunset_background
  • こうしたポーズを具体的に指示することで、AIはキャラクターの姿勢や感情を正確に描写できます。

5. カメラアングルと視点の指定

画像を生成するときには、カメラアングルや視点の指定がとても重要です。
カメラアングルを使って、キャラクターやシーンをどのように見せたいかをAIに伝えることで、生成される画像の雰囲気や構図が大きく変わります。

以下に、よく使われるカメラアングルとその効果について説明します。

上からの視点(bird's eye view)

キャラクターや背景全体を上から俯瞰して見る構図です。
この視点は広い範囲を一度に見せたいときや、シーン全体の関係性を強調したいときに有効です。たとえば、森全体の風景や街の俯瞰図を描きたいときに使えます。

#bird's eye view

下からの視点(low angle)

キャラクターを見上げるような構図です。
この視点を使うと、キャラクターの力強さや威圧感を強調することができます。
たとえば、英雄的な騎士や強大なボスキャラクターを描く際に、この視点を使うと効果的です。

#low angle

クローズアップ(close-up)

キャラクターの顔や特定の部分に焦点を当てて近くから描く構図です。
表情や感情を強調したいときに使います。たとえば、キャラクターの笑顔や涙を詳細に表現したい場合に効果的です。

#close-up

対角線の構図(dutch angle)

カメラを傾けた状態で描く構図で、動きや緊張感を強調するために使われます。
この視点は、特にアクションシーンや不安定な状況を表現したいときに適しています。

#dutch angle

遠景(wide shot)

シーン全体を遠くから描く構図で、キャラクターと背景の関係性を強調したいときに使います。
たとえば、キャラクターが広大な荒野を歩いているシーンなどに有効です。

#wide shot

カメラアングルや視点を使い分けることで、画像の雰囲気やキャラクターの印象を大きく変えることができます。
どの視点を使うかによって、ストーリーやシーンの伝えたい感情が大きく変わるので、適切なアングルを選んでAIに指示を出すことが重要です。

下からの視点を指定することで、キャラクターの力強さを引き立たせます。

#low_angle, #knight, #holding_sword, #battlefield_background

まとめ

NovelAI V3でプロンプトを作るには、AIが理解しやすいように具体的で明確な指示を出すことが大切です。
キャラクターや背景、スタイルをしっかり指定して、自分の理想に近い画像を作りましょう。



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