My new gear...
Wi-Fi 6 対応ルーターが出て以降、
「Wi-Fiルーター、新しいの買わなきゃな〜」と思ってはいたんですが、
対応ルーターは1万円以上して安い買い物ではないし、
ルーターが対応していてもPCやスマホのほうが対応していないということもあったので
長いこと後回しにしていました。
日本では2023年末に Wi-Fi 7 (IEEE 802.11be) が認可され、
Wi-Fi 7 対応のWi-Fiルーターも出てきたからか、
Wi-Fi 6 や 6E に対応するルーターが値下がりしてきました。
Wi-Fi 6 対応ルーターは1万円未満で買えるものが増えて、
価格コムで、エレコムのWMC-X1800GST2-Bの最安値は3000円を下回っています。
Wi-Fi 6E 対応ルーターは今でもあまり多くの種類は売られておらず、1万円超えのものが多いです。
Wi-Fi 6 対応ルーターでいいか、6E 対応ルーターにするかは迷いましたが、
今回は、6E に対応しているエレコムのWRC-XE5400GSA-Gを購入しました!!
↑ Amazonのページを置いていますが、2024/09現在すでに生産は終了しているので在庫限りです
11,500円で、Wi-Fi 6E 対応ルーターの中では安めです!
TP-Link というメーカーも同じくらい安い商品を出しているんですが、
中国(深圳)のメーカーなのでなんだか怖くて避けています。
Wi-Fi 6 と 6E の違いって?
Wi-Fi 6 と 6E の違いなのですが、わずかです!
規格としては、Wi-Fi 6 も 6E も同じく IEEE 802.11axです。(ちなみに Wi-Fi 5 は IEEE802.11ac)
なにが違うかと言えば、 6GHz 帯に対応しているかどうかです。
自分はこれを大きな違いと考え、6E 対応のWi-Fiルーターを購入しました。
5GHz帯では、気象レーダーや航空レーダーなどのレーダー波が利用されていますが、Wi-Fiルーターがこれを検知した場合は、チャンネル移動すると共に移動先にもレーダー波がないことを確認するため 60秒間Wi-Fiを停止して監視しなければなりません。
( https://www.buffalo.jp/topics/knowledge/detail/wifi6e.htmlより )
バッファローのサイトでこう説明されている通り、
Wi-Fiを 5GHz 帯で使っていると、突然つながらなくなる……のに、 2.4GHz 帯は接続できる状態が生まれていました。
パソコンで突然ネットがつながらなくなるのは不便です。
このような問題のない 6GHz 対応の Wi-Fi 6E に夢を感じました!
(私がWi-Fiルーターのバンドステアリング機能をオフにして使っていたのもよくなかったなと今になると思います。オンならDFS時に自動で2.4GHzに切り替わっていそう)
スピードテストで計測してみた!
さて、購入したので、今までの Wi-Fi 5 にまでしか対応していなかったWi-Fiルーターと比べて
どれだけ速くなったのか測ってみました!!
ちなみに、比較しようと思ったのは以前のWi-Fiルーターの設定初期化をしたあとだったので(「もう使わないか〜」と思ってた)、
比較のためにもう1回Wi-FiルーターとPCを接続するのがめんどうでした(笑)
Wi-Fi 5 実測値
おなじみ、 https://fast.comでインターネット速度を測定しました。
ルーターには、今まで使っていた NECの Aterm WG2600HP3を使用しています。購入時には 13,500 円くらいしました。
PCに搭載されている Wi-Fi受信機によって速度の違いが出るかと思ったのですが、
数回測ってみてもだいたい 93 Mbps くらいのスピードで、違いがありませんでした。
Wi-Fi 6 実測値
次に Wi-Fi 6E 対応ルーターを使ってテストします。
M1 Mac Book Pro 13インチは Wi-Fi 6 にまでしか対応していないので、
5GHz 帯での通信となって、実質的に Wi-Fi 6 のスピードテストがおこなえます。
計測するたびに 300〜380 Mbps あたりをウロウロしますが、
おおむね 340 Mbps あたりの速度が出やすい状態でした。
Wi-Fi 6E 実測値
Windowsノートのほうは Wi-Fi 6E に対応していますので、
6GHz 帯に接続されていることを確認しつつ、測定いたしました。
このくらいのスピードになってくると計測のたびのブレも大きくなってきてしまって値を取りづらいのですが、
何度も計測していて言えると感じたのでは、 Wi-Fi 6 よりも速いということです。
PC同士の置き場所を変えてみたり、別の時間帯でも計測してみたのですが、
Wi-Fi 6 のスピードは Wi-Fi 6E のスピードの60%〜80%程度であることが多かったです。
なお、Wi-Fi 6E に対応している M2 Mac Book Pro 14インチで測定した場合には、
Wi-Fi 6E 対応の Windows PC と同様のネットスピードが出ることが確認できました。
まとめ
Wi-Fi 5 vs. Wi-Fi 6 vs. Wi-Fi 6E の測定値まとめは以下のようになりました!
IEEE規格 | 実験に使用した周波数帯 | インターネット速度 | |
---|---|---|---|
Wi-Fi 5 | IEEE802.11ac | 5GHz | 93Mbps |
Wi-Fi 6 | IEEE 802.11ax | 5GHz | 340Mbps |
Wi-Fi 6E | IEEE 802.11ax | 6GHz | 470Mbps |
Wi-Fiルーター、買い替えてとてもよかったです!!
バンドステアリング機能をオンにして使うようにしたので
気付いたら 6GHz から 5GHz 帯の通信になっていることもありますが、
それでも Wi-Fi 5 を使っていたときよりも 約4倍速いですからね!!
スマホゲームをやるときのアセットのダウンロード時など、
100MB以上のファイルをダウンロードするときには明らかな差を感じます。
おまけ: 5G通信との比較
「スマホゲーム」と書いていて、スマホの場合の通信速度の比較もしたくなりました。
スマホを使って、 携帯電話会社の5G通信、 Wi-Fi 6、 Wi-Fi 6Eにつないだ際のスピードテストをそれぞれおこないました。
「5G通信は速い」という印象がありましたが、さすがに Wi-Fi 6 と比べると10倍くらいの差が開きますねー。