・目次
1.目的
・DoxygenでGraphwizを使用する。
・出力には、Doxywizardを使用し、DoxywizardでGraphwizを使用できるように設定する。
マニュアル:Doxygen
2.事前準備
・DoxygenでGraphizを使用するためには、Graphizのインストールが必要。
・下記を参照し、インストールを行う。
・https://project-oki.hatenablog.com/entry/plantuml1
3.DoxywizardでGraphizを使用する。
3.1 doxygenの基本出力設定
(1) doxygenのbinファイル、出力対象ファイル、出力場所の設定
※Nextを押し、次へ移動
(2)出力ドキュメントの種類及び、出力ソースコードの種類を設定
※Runを押し、次へ移動
(3)ドキュメントの作成
3.2 Graphizを使用するための設定
Graphizを使用する場合、上記設定に追加で下記設定を行う。
(1) WizardのDiagramsを選択する。
(2) Use dot tool from the GrapViz packageを選択し、全てにチェックを入れる。
(3) ExpertのDotを選択する。
(4) DotのDOT_PATHにインストールしたGraphvizのbinファイルのパスを入れる。
4.Doxywizardでの出力
index.mdファイル
# Doxygen確認プログラム {#mainpage}
## doxygen導入1{#sec1}
* これはmarkdown形式での書き方です。
* doxygenで使用できるコメントの出力確認
* メインページ(.md)ファイルの作成と、main.cファイルを作成し、その出力を確認する。
・main.cファイル
/** * @file main.c * @brief サンプルプログラム for Doxygen */#include <stdio.h>/** * @brief 2つの整数を加算する * @param int a :1つ目の整数 * @param int b :2つ目の整数 * @return 加算結果 */intadd(int a, int b) { return a + b; } /** * @brief 計算を実行し結果を表示する * @param x 1つ目の整数 * @param y 2つ目の整数 */voidcalculate(int x, int y) { int sum = add(x, y); printf("%d+%d = %d\n",x,y,sum); } /** * @brief メイン関数 * @return プログラムの終了コード */intmain() { calculate(5, 3); return0; }
(1) 出力結果
・index.mdファイルの内容を表示
(#mainpageが記載されているファイルが、Main Pageになる。)
・Include dependency graphsで表示
(Include したファイルの依存関係)
・Call graphsで、読みだした関数との依存関係をグラフとして表示
・Galled by graphsで、読みだされた関数との依存関係をグラフとして表示
・このように、関数の関係の表示をすることが可能。
(2) 出力
(Called by graphsにチェックを入れなかった場合)
参考:
・Q&A:Doxygenで構造を記述して各種UML図・メッセージシーケンスチャート・フローチャート等を出力するには? - 簡易リファレンス・Tips
・Doxygen(リストの作成方法)
・ドキュメンテーションコメントからプログラミングを考える / 『エンジニアのためのJavadoc再入門講座』を読んだ - こまぶろ