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Introduction to the Universal Render Pipeline for advanced Unity creators (Unity上級クリエイターのためのUniversal Render Pipeline入門)を読んだ感想 - Piffett’s blog

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Unityに関する基礎知識がなんだかんだで足りていないなと思うことがあったので、UnityのEbookを読み漁っている。今回の本は和訳がないので感想をブログにまとめておこうかなと思う。

 タイトルは「Introduction to the Universal Render Pipeline for advanced Unity creators」。Built-in RP(URP以前のレンダラーパイプライン)を使っていたUnity開発者がスムーズにURPに移行できるようにURPの機能と設定についてまとめてある本だ。 unity.com

 少し眺めてみたらわかると思うが、Built-in RPとの違いに対する記述の比率がとても多い。URPへのプロジェクトの移行方法もそうだが、細かい機能面でもBuilt-in RPとURPの違いがリストアップされている。もともとBuilt-in RPで業務をしていた人を対象読者にしているだけあるなと思った。といっても、別にBuilt-in RPの内容を飛ばして読めばいいので、これからURPを学びたい人でも読んで良いと思う。

 基本的にはURPの機能を網羅的に紹介する書籍なので、雰囲気でURPを使っていて知識の抜け漏れを補いたいという人とかはかなり良いんじゃないだろうかと思った。

 URPを使ってどういう風に演出に使うか学びたい場合は、URPクックブックというものがあるので、こちらを読もう。日本語もあるので読みやすくなっている。 gamemakers.jp

読まなくていいから印刷して手元に置こう

 読んでみた感想としては、結構ややこしいところが抑えられていて手元にあるとありがたいなと思った。

 設定がプロジェクトについてたりPipelineAssetについてたりカメラについてたりするし、特定の設定はこっちのwindowからじゃないと設定できないとか、Built-in RPと混在するがゆえにごちゃごちゃしているので、この本を印刷しておいて、すぐに取り出せるところに置いておくとかなり便利になりそうだなと思った。

 Built-inとの比較や移行方法が細かく載ってるのだが、意外と役に立つかもしれない。Unity向けでシェーダーとかで調べると、Built-in RP向けのものが引っかかったりして、URPに対応するにはどうすればよいのだろうかと結構悩んだりするのだが、この本が手元にあればヘルパー関数の対応表とかもあるので結構楽に対応できるようになると思う。


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